ビンテージ、ハイエンド・オーディオ の雑学-6

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このページはあくまで私の経験からの落書きです。

ビンテージ、ハイエンド・オーディオの雑学-6
備考
これはEMT以外のターンテーブルで、TSD−15用のシェルを通常のAシェルと同じ端子に変えた物でAシェルと同サイズです。Aシェルのオリジナルの音よりSPUの低域が良くなりました。昔苦労して作りましたが、最近EMTからAシェルと同じタイプの端子が付いてる物が売られてました。
これは、EMTカートリッジ群です。
これは、ノイマンのDSTとオルトフォンのスペシャル版で、両方共EMTのアームにダイレクトに使用できるタイプです。
これはSPU AシェルのEMTアームにダイレクトにつくタイプです。
これは、EMT930stにガラスのターンテーブルと139を積んだ管球式モデルですが、最後に生産されたモデルも、まともに動いてるのは、最近では少ない。これは、モーターの回転を正常にする為の進相コンデンサーが、3年位で駄目になる為、交換が必要なのと、アイドラのゴムが使わないでいると、解けてしまう為です。その為大変維持費がかかります。プロ用ですので当り前ですけど。アイドラのゴムは、アメリカから溶けない物もでてます。又、930-900ショックアブソーバーは、一般家庭で使う場合は、必需品です。昔はオーダーで、メタリックグレーのボディーから色の変更もできました。 私もメタリックグレーの球の930st(画像)とブラックのトランジスターの930stを使ってました。黒ボディーの物は今、誰が使用してるかは判りませんが、220V仕様の50hzでした。
EMT928は、トーレンス125のEMT版ですが、形は似てますが全くの別物のように感じます。初期性能は素晴らしいのですが、経年変化する物が多く(マッシュルームをTD124から引継でるのでその老化も影響がでる)、927や930より大変です。
又、性能は別としてこの928までで、それ以降のEMTのターンテーブルは、日本の放送局仕様みたいになり、オーディオマニアとしては美しくないと思う。
尚、プリアンプの音は、927や930のアンプの音とは別で、少し違和感があるかもしれない。
但し、1日中見てても飽きないのは927、928、930以外はない。
しかし音に関しては、最近修理で、928が3台殆ど同時に入ってきましたが、3台は音が全く違い、経年変化が結構ある事を再認識しました。
その点927や930はアイドラは別として、進相コンデンサを注意してれば、オーバーホールは5年に1度で済む。
それにしても、928のモーターに付いてるクラッチ付きプーリーはゆがんでる物が多い。 原因は判りませんが、ベルトによるプーリーにかかるテンションが強いのか、動かさないでいると変形する可能性があるみたいです。まだ結論は出てませんが。購入する時はそこのチェックを忘れずに。

トーレンス124?は、一時期使いましたが、トルクが弱い点やスピードが安定するまでの時間が気になり数年前に手放しましたが、最近やはりデザインが好いので、もう一度観賞用として購入しようと思ってます。
SLT-12は、ターンテーブル部分は、エンパイアの供給で作ったリニアトラッキングプレヤーです。私も所有してましたが、カートリッジ交換のできないシュアーのM44が載ってるタイプでした。マランツコレクションには大事な1品です。但し、特注プーリーに変えない限り60Hzのみで、50Hz地域では、良いサイクルコンバーターがないと、大変音に影響します。
私が使用してた物はリニアトラッキング部分も世間の評価よりはまともに動いてました。
これは、SONY製 キャビネット付ダイレクトドライブターンテーブルPSE-4000です。1970年当時、アームレスで85,000円もした大変高価な物で、今ではダイレクトドライブでの性能としては普通ですが、とにかくデザインが良く、SONYの良き時代の物で高級感は抜群です。ターンテーブル単体ではTTS-4000での型番で売られてましたが、やはりこのケースに収まった物が一番マッチングしてました。この後にTTS-6000 TTS-8000が出て性能は良くなるが、高級感は残りましたが機械っぽくなり、それなら他社の物でも、オーディオを楽しむにはやはり性能だけでなく、デザインも大事である事を教えてくれた1台です。最近SME 2000 Plinth Systemに入ったTTS-4000+SME3012 S2の組み合わせを購入しまいました。SME 2000 Plinth Systemは最初に購入したGarrard401のケースにも使われてましたので大変懐かしい物で、アームも3012で同じでした。前の持ち主はダイレクトドライブ最初に発売されたTTS-4000を選んだと思います。たぶんSP-10よりこのケースにはTTS-4000がマッチしたからだと思います。とにかくその時代(40年前)はソニーが自社製品に真面目に取り組んでた証拠品です。ターンテーブルにスタビライザーを載せればなかなかの音を再現します。
1950年代半ばにT-26から引継ぎA-36から始まったレボックスのテープレコーダもG-36mark.3で完結します、画像は、レボックス最後の管球式テープレコーダG-36(736)ですが、コレクションとしては良いが、音は、球の音には変わりないがあまり印象的でない。A-77トランジスタ式に変わってからの方が性能が大変良くなってる。但し、走行スピードの安定度は、トップクラスで、レボックスのテープレコーダは、その時代としては最高級品に変わりない。球からトランジスタへの移行でスチューダやレボックスは大変うまく往きました。又、針式VUメータが付いたのはG-36だけで、F-36まではレベルを見るのはマジックアイだったと思います。
海外から輸入する時、その当時はテープレコーダに比べ、テープデッキは物品税(贅沢品とみなされ)が高くこのG-36はモニタースピーカが付いてた為、テープレコーダに属し、民生機としては最高級品なのに税金が安いという現象がおきた。




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