ビンテージ、ハイエンド・オーディオ の雑学-2

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管球式パワーアンプは、、維持費が大変掛かる為、
今となってはお金に相当余裕のある方以外は、
手を出さない方が良いと思います。
しかも、物によっては間違って触れば感電死!

ビンテージ、ハイエンド・オーディオの雑学-2
備考
ヴィンテージ 管球式パワーアンプ ここでは50w以上出るアンプで話を進めますが、マッキントッシュではMC−3500 (MI−350),MC−275,有名ですが、プロシリーズのMI−200ABがマッキントッシュパワーアンプの中で一番良い音がします。 プロ用の為ステレオサウンド等では取上げられない物です。但し、パワー管(8005)には1000V近く電圧がかかってる為、取り扱いは注意がいります。 名前で分かると思いますが、200W出るアンプです。本体と電源が別れてる為、大きさではモンスター級です。 良い音の管球式パワーアンプお探しなら、アルテックの管球式パワーアンプ一度聴いてみて下さい。但し、ヴィンテージ品、購入の時は程度が良く信頼できるお店で、シリアル番号だけでなく、中も覗いてペアーであるか確認する事です。
尚、よくフルオリジナルとかいいますが、50年も経てば電気製品ですので博物館ならかまいませんが、劣化する部品は交換しないと、音質を語る前にまともに音が出ません。 もし、発売されてた当時の音と違ったとしても音楽を聴く為なら、今入手可能な一番適切な部品に交換するべきです。 コレクターは別として。又、オリジナルの新品部品と交換しましたなどというのもだめな話です。今でも製造されてるならばともかく、劣化する部品は、使わなくてもだめになり、デッドストック品の使用も意味がありません。オリジナル部品でフルメンテナンスしましたは見た目だけですのでご注意を。
昔の球を使った管球式パワーアンプは、維持費に大変お金が掛る為、アンプ購入金の10倍以上のお金をそれだけに使える人しか手を出してはいけないと思います。 私も、ここで上げてるアンプは全て使用した事が有りますが、比較的球にお金が掛からないMcIntoshのMC-3500のパワー管(6LQ6)だけでも200本近く所有してました。ペアー球でないとバイアス調整が大変難しい為です。 ALTEC260Aの出力より小さいALTEC1570Bは、音も大変良くお勧めです、McIntoshのMC3500やALTEC260Aになると、電気代だけでも大変です。ここで紹介した管球式のパワーアンプの、パワー管は、相当値段が上がってます。このクラスのアンプは高電圧が掛かってる商品が殆んどですので、小さいお子さんがいる場合、置き場所にも注意が必要です。 間違って触れば間違いなく死にます。
数十ワットのパワーしか出ませんが、アメリカらしい音がする( Fairchild 260  )プロの放送機器では有名な フェアチャイルドのパワーアンプ225Aに回路が似てるフェアチャイルドの260は、ウイリアムソン型の変形タイプです。パワー管は、オーソドックスな1614を使ってます。
私が使ったパワーアンプの中で、一番長い間お世話になったアンプです。購入する方は、同時期製造の確認とボンネット付きにした方が、良いと思います。
PhilipsECGのEL34を普段は使い、テレフォンケンは、お客さんがきた時だけ、最後の頃は使い分けてました。
[ビンテージマランツの資料]


マランツの#9は、確かに素晴らしいアンプであることは間違いないですが、パワーを除くと#2の方が音が良いのは皆が知ってる事です。一般的にオーディオマニアは、見て楽しむ事も含まれる為、一概には言えませんが、私はパワーアンプは、かくして使う物だと思います。ただ言える事は、今と為ってはマランツのパワーはEL34をぎりぎりまで使ってる為に、球の寿命は短いし。よほど良い球の予備を持たないと、維持する事は難しいです。見せるパワーアンプで成功したのは、MC275だと思います。オーディオマニアには、見せるタイプと鳴らすタイプに分かれます。両方とも大事です。
この画像のMC275は、あまり格好は良く写ってないが、パワーアンプで美しいのはMC275が一番だと思う。間違いなく家庭で鳴らす管球式アンプでは音も5本の指に入ると思います。お客さんに見せる時はKT88でよいが、音は、6550の方が良い為、使い分けが必要かもしれない。
McIntosh MC3500は、前にもふれましたが、市販の管球式のパワーアンプでは、モンスター級でトランジスターアンプでは、700W級に匹敵できるものです。CBSソニー(ソニーミュージック)のレコードのカッティングルームモニター用に6台(2台は予備)使用されてた内の4台を引き取り15年近く使用してましたが、2004年にお守りが大変で手放しました。MC3500のパワー管は、テレビ球なので大してお金は使わなかったが、200本位は予備を持ってました。
バランス入力(入力トランス)付きのMI-350(MC-3500の業務用)は、日本では見た事がありません。
(AMPLIFIER SECTION PRINTED CIRCUIT BOARD 043-767)MC3500内の基板は保護抵抗の熱で基板が焼け、傷みやすくソニーから譲り受ける時その基板のコピー(ソニー製)を10枚近くもらいました。
私はREY AUDIO RM-7Vを鳴らしてましたが、フルパワーまで出してた為、バイアスを少し浅くして使ってました。
海外の大手オルガンメーカー(特にアメリカ製)の大型電子オルガン用(大型パイプオルガンに替わるようなモデル)に使われてたパワーアンプも大変良い物があるのでチャンスがあれば聴いてみるとよいと思います。 中には一流オーディオメーカー製OEMの物も含まれており、面白い発見も出来るかもしれません。さすが、dレンジやf特性が良くないとオルガンの特性を発揮出来ないからでしょう。
斜め上の画像と横の画像は、Allen Organに使われてた物です。Allen Organは、私が知ってるかぎり、オルガンに対する考え方では、世界一だと思います。パイプオルガンに替わる電子オルガンでは、プロフェッショナルな会社で、電子オルガンでは一桁違うお値段です。
ROGERS は、大変大きなメーカーですが、日本ではあまり有名ではありませんが、海外ではオーディオを含めて大変有名で又、良い物を沢山作ってます。横の画像はオルガン用に作られた物です。
日本では、Wurlizterは、電子ピアノや昔のジュークボックスのイメージが強いですが、シアターオルガン(Band organs)では大変有名で、本物の楽器をオルガンで演奏できるシステムで、電子オルガンでない為、大変場所はとりますがアメリカ本土の中では聴ける所が沢山あり、旅行の時は行ってみると好いでしょう。(ホテルのフロントに聞けば場所は教えてくれるはずです)オルガンファンでなくても、迫力に感動します、右の画像はWurlizterのアンプはコンソールオルガンクラス用の物です。 ここで上げたオルガンに使われてるアンプ郡は、一般的に一流と言われるパワーアンプと比べても音では、甲乙つけるのが難しい物です。




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