プロフェショナルオーディオの雑学-5

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エフェクターについて

プロフェショナルオーディオの雑学-5
備考
FAIRCHILD STEREO LIMITER MODEL 670 (フェアチャイルド670)は、あまりにも有名ですが、レコーディングスタジオでは‘70年代に一度姿を消した物で、理由は簡単で骨董品扱いされた時期がある。まともに動かすにはメンテナンスが大変なのと球のばらつきからLRの音色の変化や動作のずれ等、改造すればLRをシンクするようにはできますが、トータルに薄くかける程度で、まともに使うにはあまりにもとろすぎる。私も持ってましたが、2000年に180万で売りました。
QUAD EIGHTのコンプレッサー、リミッターではAUTO MIX-3B、AM-2B、CL-22等が有名ですが最後に出たCL-22はAM10オペアンプも使われてますが、VCAで音声系をコントロールしてる為、QUAD EIGHTの魅力はない。(画像左端、これは縦型ですが、横型1Uに2台入ってるタイプもあります。) AUTO MIX-3B、AM-2Bは両方共名機ですが、AM-2B若手のエンジニアには使っていただきたい。ヴォーカルのレコーディングには最高の能力を発揮する。
Quad Eightの事が続くがMM-61も大変良い、40年近くも前の物がSNの良さは天下一品ですが、トランスに当たり外れがある、たまに抜けが悪い物があり、原因の大体がトランスです。又、QUAD EIGHTの魅力は±28Vで動作させる為、コンディションの良い物ですと+32db近くまでクリップしないオペアンプが入ってて、がんばりすぎだがすごい。簡単に言うとSSLで録った音源ならこのMM-61で歪む事はありえない。
QUAD EIGHTの後期に作られたcoronadoコンソールのHA&EQ部分だけを残して持ち運びできるようにした物で、HA部分にはジェンセンのマイクトランス、アンプ部分はAM-10を使いEQアウトにもAM-10が使われてる大変豪華な物です。当然ですが、AM-10は±28Vのディスクリートオペアンプで高S/N比をマークする。
オールドニーブ、2254Eの音を受け継いでるのは本当の意味では、33609の最初のバージョンだけです。
ディスクリートDIではカントリーマンTYPE-85が、私は一番優秀だと思います。昔、アメリカ法人で、カントリーマンを日本に送る会社を持ってた為、日本にあるこのDIの多くは私が扱った商品です。
バーテックITR-1は、ハイブリッドタイプですが、2CH入力のDIでは、バランスの良さでは一番だと思います。但し、製造台数が30台位しかなく、今では、入手する事は皆無に均しい商品です。この商品の基本回路図(Direct Box )は、ここから見れます。
[D.I.の基本回路図の見れるページ]


ケースは変わりますが、ITR-1のコピー版の受注も扱ってます。





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